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手話動画:ポイントは一般市民による救命措置(2017年9月4日)

手話動画

テキストデータ


 心配停止した人に対して、周りにいる一般市民が救命措置をすると命が助かる割合が増える、そんな調査結果が出ています。

 倒れている人を見つけて救急車を呼んだ場合、救急車が到着するまでの時間は8分ほどかかります。心配停止してから1分毎に救命率は7~10%下がるため、いかに迅速に救命措置を行うかがポイントになります。
 最近では電気ショックを与える機械「AED」も普及しており、倒れた人の近くにいる一般市民が、救急車到着までの間にAEDや胸部圧迫による心肺蘇生をするケースは年々増えてきています。

 消防署の講習などで心配蘇生法を学んだことがある人もいるかもしれませんね。最近は、AEDの使い方についての講習が含まれていることも多いです。AEDは音声ガイドに従えば簡単にできるというものが多く普及しています。私たち聴覚障害者もAED使用の流れを体験することで使えるようになります。講習では、自分ひとりでやるのではなく、周りにいる方たちと協力し合って救命措置するように勧められます。いざというときのために繰り返し練習することが大切です。

 9月9日は「救急の日」。また、この日を含む一週間は「救命医療週間」です。平成29年度は9月3日~9日で、この期間に救命救急に関する理解を深めるための講習など各地で開かれています。ぜひこの機会に、チャレンジしてみてください。