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手話動画:危険!セルフスタンドでの「つい・うっかり」(2017年4月3日)

手話動画

テキストデータ


 今年に入り、宮城県内のセルフガソリンスタンドで火災が発生しました。幸い、すぐに消火し大事にはいたりませんでした。この火災の原因は、利用者が給油の際に静電気除去を怠り、静電気がガソリン蒸気に引火したためです。自動車のガソリンは、マイナス40℃という低温でも気化し、衣服などにたまった静電気の小さな火花でも引火する爆発性の高い物質です。梅雨に入るまでは、まだ乾燥した季節が続きます。安全な給油方法をしっかりと確認しましょう。

①作業前に給油設備の静電気除去シートにしっかり触れる、または車体の金属部分に触れます。
②給油ノズルホースには静電気を逃がす機能が備えられています。給油ノズルを握り給油口の奥に差し込みます。
③給油作業は必ず一人で行い、給油口付近に子どもが近づかないように注意しましょう。

 セルフスタンドには各種の安全装置が設けられ、危険物取扱者の資格を持つスタッフによる安全確認も行われています。しかし、利用者の「つい・うっかり」が思わぬ事故につながります。ほかにも、スタンド内は火気厳禁なのにタバコを消し忘れた、給油後に給油キャップを閉め忘れた、などの「つい・うっかり」もあります。
 ガソリンスタンド内に掲示されている注意事項や手順をよく守り、安全に給油を行いましょう。

 ところで、セルフスタンドができる前、ろう者は給油のたびに筆談などで大変でした。セルフスタンドはそういう面倒がなくて楽ですよね。でも私は、スタッフに給油してもらうのが好きです。どちらにしても充分に気をつけましょうね。