宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

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手話動画:宮城県だけのシステム、MMWIN(エムエムウイン)(2017年2月27日)

手話動画

テキストデータ

                                                  
 病院で医師に症状説明した後、処方薬をもらうために薬局へ行ったら薬剤師にまた同じ説明を求められた、という経験はありませんか。処方箋に載っているのは薬の情報だけで、診療内容については載っていないからです。実は宮城県には、そんなわずらわしさをなくすMMWIN(エムエムウイン)というシステムがあります。

 MMWINは、宮城県内の医療機関、介護福祉施設、保険薬局などで扱われる診療情報や介護福祉情報などを一括し、遠隔保存・共有するシステムです。MMWINに加入するとIDカードが発行され、それを提示すると病院や介護施設、薬局に病歴や受診歴、過去の処方薬やアレルギーの有無などを把握してもらえます。万が一、救急搬送されたときなども、それまでの診療情報がスムーズに伝わります。

 東日本大震災の時に沿岸部の病院が被災し、カルテや調剤など医療情報の消失が問題になりました。そのことを教訓に、宮城県では災害に強い医療福祉情報ネットワークの構築に取り組み、できたのがこのMMWINです。災害時にも情報が失われることなく医療介護福祉支援が受けられます。

 宮城県内の参加医療機関や薬局、介護施設で利用できます。加入は無料です。参加機関や施設はインターネットで検索できますので、自分が受診している病院で利用できるかどうか確認ください。
宮城県だけにある、高齢者はもちろん聴覚障害者にとっても便利なシステムです。