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手話動画:大切にしたい日本の文化~海外に学ぶ~(2016年10月3日)

手話動画

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 「天ぷら」「カラオケ」「オタク」「照り焼き」…。これらの言葉には、共通していることがあります。ほかに「寿司」「忍者」「折り紙」「津波」などもそうです。何だか分かりますか?
 実はこれらの言葉、訳されることなく海外でそのまま使われている日本語なんです。

 海外で使われている日本語の中でも意外なものの1つに「絵文字」があります。絵文字は日本が発祥で、「絵文字」という名前のまま海外で使われるようになりました。
 「アニメ」も海外で使われている日本語です。語源は英語の「アニメーション」。それを、言葉を略すことの多い日本の特徴で「アニメという言葉にしてしまったものが海外に逆輸入されたことになります。

 意外なところで「先輩」「後輩」もあります。マンガによく出てくる言葉ですが、英語に当てはまる言葉がなく、日本のマンガの新党とともに言葉もそのまま一緒に広く浸透しました。
 「もったいない」も同じく完全にぴったりと当てはまる英語がない日本語です。「もったいない」には無駄にしてはいけないという意味だけではなく、粗末に扱って申し訳ないなど物に対する情が含まれているためで、日本語独特の性質や考え方も賞賛とともに海外に受け入れられました。

 どれも日本の文化が色濃く出ている言葉です。それらの言葉の背景にある日本の文化を尊重してくれていて、うれしいですね。
 私たちが使っている手話の中にもあるでしょうか?