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手話動画:悪意はなくてもハラスメント(2016年9月12日)

手話動画

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 「アルハラ」…「スメハラ」…こんな言葉、知っていますか? 「セクハラ」…これは知っていますよね! 性的な嫌がらせを意味する「セクシャル・ハラスメント」の略です。ハラスメントとは嫌がらせの意味ですが、最近はいろいろな言動が嫌がらせととらえられ、「○○・ハラスメント」略して「○○ハラ」と呼ばれるようになっています。

 先ほどの「アルハラ」、何のことかわかりますか? 「アルコール・ハラスメント」の略です。相手が嫌がっているにも関わらずお酒を強要したり、酔っ払って周りに迷惑行為を行なったりすることをいいます。
 では「スメハラ」は? 「スメル・ハラスメント」の略です。「スメル」とは臭いのこと。例えば、体臭や香水、柔軟剤などの臭いがきつく、周りの人に不快感を与えることをいいます。

 ほかにも、タバコの煙で周りの人に迷惑をかける「スモハラ」や、歌うのが好きじゃない、得意じゃない人に無理やりカラオケを歌わせる「カラハラ」などもあります。子どもがいない女性に対して、子どものことについてあれこれ言う「ノンママ・ハラスメント」は、最近テレビドラマのテーマにもなっていますね。

 これらの言動をした人には「嫌がらせ」をしようという気持ちはないかもしれません。しかし、悪意のあるなしにかかわらず、相手が不快だと思えば「ハラスメント」になってしまいます。
 「ただ何となく言っただけ」のつもりでも、相手は傷つくこともあるんですね。