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手話動画:まもなく蚊の季節~ジカ熱情報~(2016年5月9日)

手話動画

テキストデータ

 もうすっかり春ですね。これから少しずつ気温が上がり、まもなく蚊の活動時期に入ります。中南米での感染者が多く報告されたジカ熱は記憶に新しいと思いますが、ジカ熱は2014年に国内で大流行したデング熱と同じく蚊を媒介して感染します。

 ジカ熱は、蚊に刺されてから数日後に、軽い発熱、発疹、結膜炎、関節痛などの症状が見られます。症状が軽いため感染に気づかないか、もしくは感染しても症状が出ないこともあります。
 ジカウイルスに直接効く薬はなく、感染した場合は症状に合わせた薬が処方されます。
 ジカ熱予防の一番の対策方法は、蚊に刺されないようにすることです。流行地域に行く場合は長袖長ズボンを着用するほか、虫除けスプレーを利用すると良いでしょう。

 ジカ熱の流行地域であるブラジルでは、脳の発達が不十分な小頭症の新生児が増えており、妊娠中のジカウイルス感染との関連が強く疑われています。現在、より詳しい調査結果が得られるまでは妊婦の渡航を控えるように推奨されています。オリンピックを見るために渡航を計画している方がいるかもしれませんが、十分考慮した上で対策をしてお出かけください。

 日本では、流行地域に行った方が帰国後ジカ熱を発症したとの報告が数件ありますが、国内での感染・発症はまだありません。
 ジカ熱については、まだはっきりとわかっていないこともあり、現在研究が進んでいるところです。今後も関連ニュースにご注目ください。