宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

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手話動画:求む!子どもを見守るたくさんの目(2016年2月22日)

手話動画

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 犯罪の危険を避ける能力が低い年齢の子どもを守るために、宮城県は「子どもを犯罪の被害から守る条例」を施行しました。今年の1月1日から施行されたこの条例、知っていましたか?

 この条例は、子どもを地域社会全体で守っていくことを目的としています。子どもとは13歳未満の子のことを言い、県や県民の責務のほか、禁止行為を定めています。
 ①甘言やうそによって人目のつかない場所に誘い出そうとする、または誘い込もうとする。
 ②「名前・住所を教えて」など義務のない行為を強要する。
 ③言いがかりをつけたり、すごんだりする。
 ④身体、衣服、所持品をつかむ。
 ⑤道路に立ちふさがったり、つきまとったりする。
 保護者や学校職員らの目の届かないところで、正当な理由なくこれらの行為を行なった場合、特に③~⑤は30万円以下の罰金または、拘留もしくは科料が課せられます。

 PTA活動で、登下校中の子どもたちを見守りした経験のある方もいると思います。そんな時に子どもに挨拶したら、罰せられる? いえいえ、大丈夫です。
 危険なことをしている子どもや、人気の少ない場所で1人遊びしている子ども、夜間に1人で出歩いている子どもに注意するなど、善意の声がけは規制しません。

 子どもが犯罪に巻き込まれる痛ましい事件が少しでも減るように、県民全体で子どもを見守っていきましょう。