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手話動画:おいしさいっぱい! 宮城のお餅(2016年1月4日)

手話動画

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 明けましておめでとうございます! 平成28年があけましたね。
 お正月、皆さんお餅は食べましたか? そもそも、どうしてお正月にお餅を食べるのでしょうか?

 その歴史は古く、平安時代から始まっています。当時はお正月に「歯固めの儀」といい、大豆や鏡餅など硬い物を食べて健康と長寿を願う儀式がありました。また、お餅はハレの日(特別な日)に神様に供える神聖な食べ物でした。そのお餅を神棚から下ろしてお供え物をいただき1年間の無病息災を祈るということで、お正月にお餅を食べる風習になりました。

 実は宮城県には、通年お餅を食べている地域があります。宮城県の特に県北地域の米どころです。お正月だけではなく、冠婚葬祭や農作業の始まりや終わり、お客さまへのおもてなしなどのハレの日に昔から食べられてきました。やはり、ハレの日の食べ物ということは同じですが、厳しい労働の中の楽しみとして、年に70回も食べる所があったとか。年70回って、週に1回以上ですよ!
 栗原地区では、50種類以上の餅料理があるといわれ、何種類もの餅料理が一度食卓に並ぶのが特徴です。
 あんこ、ゴマ、くるみの他に、じゅうね(エゴマ)餅やえび餅、生姜餅、焼いたドジョウとすりおろしたゴボウを入れるふすべ餅などなど、味も見た目も様々なお餅が食卓に並ぶと、とても壮観です。
 ……お正月で食べ飽きたと思っていたのに、またお餅が食べたくなってきちゃったな~!