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手話動画:H26-18 被災4県53か所の巡礼地(2015年3月23日)

手話動画

  

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 四国八十八か所の札所を巡礼するお遍路のことは、皆さんもよくご存知ですよね。
 今、東北でも、東日本大震災で被災した4県の沿岸部に、鎮魂のための巡礼地をつくるという活動が始まっています。東北お遍路(こころのみち)プロジェクトです。
1000年先まで語り継ぎたいと思える地を選定し、多くの方に訪れていただくことで、震災を風化させず次世代へ継承していこうという目的があります。
 先月、青森、岩手、宮城、福島4県合わせて53か所の巡礼地が公表されました。うち、宮城県は24か所。 どんな所が選ばれているでしょうか。

<岩井崎の龍の松の写真>
 気仙沼市岩井崎の龍の松です。
 岩井崎にも大津波が襲いかかり、多くの尊い命が失われました。大波逆巻く岬の先端に残った一本の松。震災に向き立つ龍のような姿になって残っていました。

<観覧亭の写真>
 松島にある観覧亭です。
 松島は、島々の自然の力によって最低限の被害ですみました。観覧亭は、伊達正宗が豊臣秀吉から拝領した茶室で、震災時には観光客の避難場所になった建物です。

<仙台国際空港の写真>
 仙台国際空港です。
 東北の空の玄関口、仙台国際空港も津波の被害を受けましたが、米軍の「トモダチ作戦」によって早期に復旧しました。この米軍の支援も後世に伝えていきたいものです。

 今後も10年ぐらいをかけて、巡礼地を100か所以上に増やそうと計画がされています。どんな場所が選ばれるのか、とっても興味深いですね。