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手話動画:蔵王山は活火山(2014年11月10日)

手話動画

  

テキストデータ

 東日本大震災を機に火山活動の活発化が懸念されているなか、9月に御嶽山が水蒸気爆発を起こし、戦後最悪の火山災害となりました。
 
 10月に入って、宮城の蔵王山の火口湖「お釜」の水面に、白濁が確認されたという報道がありました。火山性微動も続いていることから、仙台管区気象台は、「今後の活動によっては、新たな噴気孔の発生、火山ガスや泥の噴出も考えられる」と、注意を呼びかけています。

 すでに蔵王山は冬季通行止めとなりましたが、万が一、蔵王山が噴火した場合、広範囲にわたる火山灰の影響を考えなければなりません。降灰はお釜の東側に集中すると予想され、遠く離れた仙台空港や仙台市内にも到達する可能性があります。火山灰はマグマが砕けた「ガラス片」です。たかが灰と軽視してはいけません。灰が目や喉に入るのを防ぐためのゴーグルやマスク、火山灰進入防止のビニールやテープを、防災対策として準備しておくといいでしょう。

 また、雪が積もった火山で噴火が始まると、噴出物の熱で雪が急速に溶け出し、斜面の土砂や樹木を巻き込みながら大量の泥流となって襲ってきます。迅速な避難をするためにも、地域のハザードマップを活用し、事前に避難所や避難経路の確認をしておきましょう。