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手話動画:津波を起こしやすいアウターライズ地震(2014年5月7日)

手話動画

  

テキストデータ

 今、東北では東日本大震災後のアウターライズ地震が大変心配されています。
 これまで、マグニチュード9以上の巨大地震が起きると、後に、必ず巨大なアウターライズ地震が発生しています。
 「アウターライズ地震」って、知っていますか?

 東日本大震災は、陸側のプレートが、下に潜り込んでいる海洋プレートの引き込みに耐えられず、一気に跳ね上がって起きた地震です。
 跳ね上がったことで、陸と海のプレート境界でブレーキが外れ、海洋プレートが水平方向から潜り込み方向へ加速するため、海洋プレートに断層が生じ、大規模な地震を起こします。これが「アウターライズ地震」です。

 これは、陸地から離れた海洋プレートで発生するため、揺れは比較的小さく感じられます。しかし、震央の規模はとても大きいので、大津波が起こりやすいという特徴があります。

 1933年の昭和三陸津波を起こした地震は、37年前に起きた明治三陸地震のアウターライズ地震だったといわれています。そのように、アウターライズ地震の危険性は長い間続きます。

 東日本大震災から3年が過ぎましたが、東北では引き続きアウターライズ地震への警戒が欠かせません。
 地震が発生したら揺れの大きさだけで判断せず、必ず、テレビや携帯電話などの津波情報を確認するよう心がけましょう。