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手話動画:寒い日の入浴時にはご注意を!(2013年12月27日)

手話動画

  

テキストデータ

 毎日寒いですね。こんなときは温かいお風呂が一番! 入浴は、体を清潔に保つことができるばかりでなく、冷えた体が芯から温まりリラックスできます。しかし、その楽しいはずの入浴にも危険が潜んでいます。

 冬の時期には居間と脱衣場・浴室との気温差が大きくなります。脱衣場や浴室にいるときに寒さで血管が収縮し、血圧が上昇します。入浴をして体が温まることで血管が拡大するため、血圧が急に下がります。この急激な血圧の変動により血管や心臓に大きな負担がかかり、心筋梗塞、不整脈などを引き起こしやすくなります。
 脱水にも要注意です。入浴した後も室内は暖かく、高体温の状態が長く続きます。そのために、冬でも脱水症状になることが多いのです。

 冬場に安全に入浴をするために、次の工夫をご紹介します。
 ①浴槽のふたを開けたまま湯を沸かしたり、床や壁に熱いお湯をかけるなどの方法で、浴室を温める。
 ②浴槽に入るときに、すぐに熱い湯をかけず、ぬるめのお湯で十分にかけ湯をする。入り始めは半身浴がオススメです。
 ③42℃以上の熱すぎるお湯は避け、39~41℃程度のぬるめのお湯で入浴する。
 ④お湯の中で急に立ち上がると心臓や血管に負担がかかります。ゆっくりと立ち上がるようにしましょう。
 ⑤脱水症状を起こさないよう、水分補給をする。
 いろいろ工夫できますね。

 全国的にも、入浴事故による死亡者の数は交通事故による死亡者よりも多いそうですよ。十分注意をして、楽しくお風呂に入りましょうね。