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手話動画:火災から命を守る住宅用火災警報器(2013年8月5日)

手話動画

  

テキストデータ

 みなさんのお宅には、住宅用火災警報器が設置されていますか。
 住宅用火災警報器は、平成20年度から一般住宅への設置が義務化されました。平成25年4月現在の設置率は、全国平均71.5%、都道府県別でみると宮城県は88.1%と、全国第2位です。しかし、新築住宅には100%設置されているものの、既存の住宅への設置が進んでいません。
 日本での住宅火災死亡の原因は、「逃げ遅れ」が最も多く、なかには初期消火をしている間に火の勢いが強くなり逃げ遅れるというケースもあります。住宅用火災警報器を設置することで、就寝中や外出中でも、居住者だけでなく、近くにいた通行人や隣人にも火災を知らせ、早期の通報や消火にあたることができます。実際、設置が義務化されて以降、住宅火災における死者数の減少が続いています。

 住宅用火災警報器は、取り付けた後もメンテナンスが大切です。台所などに取り付けて、油や煙などの汚れが付着した場合には、家庭用中性洗剤に浸して十分に絞った布で、軽くふき取ってください。ベンジンやシンナーは絶対に使用してはいけません。また、故障の原因になりますので、水洗いは絶対にしないでください。
 火災警報器には交換期限があります。交換期限を確認し、期限が来たら本体ごと交換してください。

 聴覚障害者向けには、警報器と連動して強い光の点滅や振動によって知らせる補助警報装置があります。市町村の日常生活用具の給付が受けられる場合もありますので、市町村の窓口にご相談ください。

 火災から大切な家族の命、地域の安心・安全を守るために、住宅用火災警報器を設置しましょう。