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手話動画:自分の身は自分で守る ~自宅内避難所~(2013年2月13日)

手話動画

  

テキストデータ

 東日本大震災以降、まずは自分自身の身を守ることの大切さが叫ばれてきました。震災発生時、自分がいる場所や状況に応じて、安全を確保できる場所へ避難することが大切です。日頃から、地域の指定避難所、地域の指定避難所やその経路を確認しておきましょう。
 また、自宅が居住可能な場合もあるでしょう。自宅の一室を避難所にみなす「自宅内避難所」を決めておく取り組みをご紹介します。

 自宅内避難所は、家の中で一番安全な部屋を作り準備しておきます。たとえば、できるだけ背の高い家具は置かない。家具の転倒防止を取り付けたり、ガラスには飛散防止対策をし、戸棚の中の物が出てこないように、飛び出し防止器具を付けるなど、家族が安心して過ごせる空間を工夫します。
 そして、備蓄品を十分に備えておきましょう。備蓄品については、2012年3月の手話動画「見直そう 我が家の備え Part2、3」を紹介していますので参考にしてください。
 自宅内避難所を決めておけば、家族に小さな子どもがいたり、ペットを飼っている方などは周りを気にすることなく、自宅で過ごすことができます。また、学校などの指定避難所が閉鎖してしまった後でも、安心して過ごせるスペースになります。

 自宅内避難所の場合は、避難所、隣近所からの情報収集が欠かせません。日頃から近所づきあいを大切にし、また、事前に自治体の防災メール配信サービスに登録しておくなど、自ら情報を得る方法を確認しておきましょう。
 津波や火災など命に危険が及ぶような場合、また、余震などにより自宅に留まることに不安を感じる場合には、速やかに避難所に避難をするような判断も必要です。
 自分の命は自分で守る「自助」ということを強く意識して、いつまた起こるかわからない災害に備えたいものです。